手軽に始められるのが魅力のREIT。しかし、そこには意外な落とし穴が…

REITは初期費用がかからず、不動産の管理も不要なため、不動産投資の中でも手軽に始められる方法だと言われています。しかしよく中身を見てみると、そこには意外な落とし穴がありました。

手軽に始められるのがREITの魅力。

REIT(Real Estate Investment Trust)はアメリカで生まれた不動産投資の方法です。初めの記事で紹介したように、投資家から集めた投資金で事業者が不特定多数の不動産を運用し、その賃料益や売却益を投資家へ分配します。日本で行われているREITはJ-REITと呼ばれ、現在では東京証券取引所に上場しています。不動産投資と言っても実質は金融投資のようなもの。REITはその中でも3種類に分類されています。

REITの最大の魅力は、物件にもよりますが数万円から数十万円程度で投資を始められることです。また、安定した分配金が期待できるのも魅力のひとつでしょう。

小口化不動産投資との違い

前回の記事では小口化不動産投資についてお話しました。小口化不動産投資もまた、投資家から資金を集めて不動産を運用するもの。では、REITと小口化不動産投資にはどのような違いがあるのでしょうか。

小口化不動産投資の場合、投資家は事業者が所有している特定の不動産に投資しているのに対し、REITは不特定多数の不動産を運用しているため、ある不動産に投資を行うというより、不動産を運用している事業者に投資しているイメージです。

また、小口化不動産投資(任意型)では物件を売却する際になかなか良いタイミングを掴めず、すぐには売れないことも。しかし一方で、REITは証券取引所に上場しているため株式のようにいつでも売買することができます。

メリットばかりに見えるけれど…

ここまでお話して「メリット尽くしだ!」と皆さん目を輝かせていることでしょう。しかし、REITに飛びつくのはまだ早い。良いこと尽くしに見えるREITですが、こんな落とし穴もあるんです。

まず、現物不動産投資に比べて利回りの伸び白が劣ること。現物不動産投資はやり方次第で10~20%にまで上げることが可能ですが、REITの場合は2~5%まで。
さらに、不動産の運用が難しくなった場合、現物不動産投資では自身の裁量でリスクを回避することができますが、REITの場合不動産を所有していないため自分ではどうすることもできません。また、株式市場の動向に左右されるため、株価暴落に伴う元本割れのリスクも潜んでいます。


参考文献
『文藝春秋特別編集 不動産で勝つ! 後悔しない土地活用/不動産投資の新潮流』
 文言春秋 平成29年4月12日

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